食べ物を噛んで飲み込んだ際、ご飯粒やピーナッツが喉に引っ掛かってしまい、取れなくなることがあります。放っておくと、引っ掛かった喉の周辺に炎症を起こし、菌が繁殖して風邪のような症状になることもあります。
嚥下障害は、二腹筋や肩甲舌骨筋、胸骨舌滑筋、茎突舌骨筋などの首の筋肉の緊張によってもたらされることが原因の一つとして考えられます。
また、脳に異常はないのに呂律が良く回らない場合、首まわりの筋肉のコリが原因であるかもしれません。これは二腹筋という、舌の動きに関係する筋肉の凝りが疑われます。
その他に、肺や気管支が悪いわけでもないのに咳き込んだりする人は、この二腹筋の付け根が凝っていることによって、耳下腺が過敏になることが原因であることも考えられます。
ちなみにこれは独自の理論で、医学ではおそらくこうした筋肉のコリを原因とする見地はないかもしれません。
二腹筋の動きを確かめてみると、首を後傾した時(上を向いたとき)に収縮し、首を前傾した時(下を向いたとき)に伸縮することがわかります。つまり、猫背やストレートネックなど、首が前傾している人がこうした症状を発しやすいということになります。
対応の仕方としては、猫背やストレートネックの原因となる、首を前に引っ張っている筋肉を戻していくことで解消します。